「バカなのか」と暴言 霞ケ浦駐屯地の1等陸佐、複数の部下にパワハラで懲戒処分

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 陸上自衛隊霞ケ浦駐屯地(茨城県土浦市)は4日、複数の隊員に対するパワーハラスメントがあったとして、関東補給処所属の男性1等陸佐(56)を停職2日の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。

 駐屯地広報班によると、1佐は2022年7~11月ごろ、事務室で複数の部下隊員に「バカなのか」と暴言を吐くなど威圧的な言動で指導し、精神的苦痛を与え、職場環境を悪化させたとしている。

「バカなのか」 複数の部下にパワハラ 1等陸佐を停職2日 | 毎日新聞
陸上自衛隊霞ケ浦駐屯地(茨城県土浦市)は4日、複数の隊員に対するパワーハラスメントがあったとして、関東補給処所属の男性1等陸佐(56)を停職2日の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。

パワハラについて複数の部下から報告があったのが、2022年11月ごろ。そこから約1年の今になって1等陸佐(56)は懲戒処分となった。内部調査ののち、パワハラが認められての処分となったが決断が遅すぎるのではないでしょうか。

その間、1等陸佐には注意指導があったのか、部下に継続的にパワハラが行われてはいなかったのか。精神的苦痛を受け続けていた者や辞職した者はいなかったのか。

自衛隊の職務では生命に危険を及ぼすような重大な業務もあるが故に、上官が厳しい言動で指導にあたることも必要かもしれませんが、「バカなのか」などと部下を罵倒するような言葉は全く無意味であると言えます。

「バカと言う方がバカ」とは昔からよく言われたものですが、部下の仕事が満足に足るものでないとしたら指導する側の力不足をまず考えるべきであり、適切な人材に適切な業務を与えるのが上司たる務めです。

自分も長年店長という立場で従業員の仕事内容について注意や指示を行ってきましたが、能力に見合った仕事を与えること、またその結果が十分でなければ出来る者に補助させることや自分で解決するといった方法で業務を達成させるようにしていくことが必要だと考えさせられています。

10数年前のように出来ない者を罵倒、叱責したりまたは解雇したりといった方法は通用しないし出来ないと上司や現場の管理責任者は認識すべきなのです。

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