猪名川消防署57歳男性消防長、20代女性職員に2人きりでの食事複数回誘い不適切な発言も 減給10分の1(1ヶ月)

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 兵庫県猪名川町は5日、部下の女性にセクシュアルハラスメントを繰り返したとして、猪名川消防署の男性消防署長(57)を同日付で減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。消防署長は同日付で依願退職した。

 同町によると、消防署長は20代の女性職員に対し、断られたにもかかわらず2人きりで食事するよう複数回誘い、今年3月15日の夜に食事した際に不適切な発言をした。3月下旬、女性が出勤できなくなり、直属の上司に相談して発覚した。

 町の調べに対し、消防署長は「2人きりで食事に行ったことは間違いないが、日頃の仕事に対する慰労だった。休むほどの発言をしたことはない」と説明している。町は発言内容について明らかにしていない。

https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202404/0017510769.shtml

どう考えても20代の女性職員にとって上司である50代男性消防長から2人きりの食事に誘われて嬉しいワケはありません。被害にあった女性職員は上司であり、しかも消防署トップである消防長からのしつこい食事の誘いに断り切れずに従ったものの、その食事の場で不適切な発言もあって女性職員は職場に向かうことも出来なくなってしまったようです。

不適切な発言というのは今後も継続的に2人きりになる関係を求めたものか、それとも性的な行為を意味する言葉をかけたのか。その内容は明らかにされていません。

消防署長の言い分として「日頃の仕事に対する慰労だった。休むほどの発言をしたことはない」との事ですが、仕事に対する慰労をわざわざ若い女性職員と2人きりで食事をする必要はありませんし、他の職員に対しても同じようにすべきでしょう。

また女性職員がこの男性消防長からのセクハラにより職場に向かうことも出来ない精神状態になったことについて、それの原因となるような発言をしたつもりはないと述べていますが、自分の立場を理解しているとは思えません。

年齢差もあり上司であれば部下であれば嫌々ながら従うしかないと考える方は多いと思います。それにつけこんで自分の欲に任せて若い女性職員を思うままにしようとした結果であり、男性消防長に食事に誘われたり発言の内容が同じ職場で働くことさえ苦になるものだったと自覚すべきでしょう

このセクハラ事案について減給10分の1(1ヶ月)の処分は一般的に考えて甘すぎではないかと考えてしまいますが、今後このようなことがないよう、また女性職員が気兼ねなく職務に就けるよう本部の上層部はしっかりと監視して頂きたいと考えます。

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