「ポンコツ」「だめ人間」岩国航空基地の男性隊員(45)が部下にパワハラ発言 「パワハラに該当すると思っていない」

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岩国航空基地によると、男性隊員は、日本周辺の情報収集や訓練支援などの業務に従事していた2022年9月から11月までの間に、所属する部隊の特定の部下隊員3人に対し、「ポンコツだな」「だめ人間だな」などと発言。また、事務所内で複数の隊員がいる前で、部下隊員の話を遮って、机をたたきながら「まずは俺の話を聞け」と威圧的な指導をしたということです。

処分を受けた隊員は「私自身の行為がパワハラと受け止められ、大変な迷惑をかけて反省しています」とする一方、「指導はしたが、パワハラに該当すると思っていない」と述べているということです。

「ポンコツだな」「だめ人間だな」部下にパワハラで海自隊員を懲戒処分 本人は「指導はしたがパワハラに該当するとは・・・」 | TBS NEWS DIG (1ページ)
海上自衛隊岩国航空基地は11日、所属する部隊の部下隊員に、「ポンコツだな」「だめ人間だな」などと人格を否定する発言や威圧的な指導を行い、精神的苦痛を与えたとして、第81航空隊の男性隊員(45)のパワー・ハ… (1ページ)

元自衛官の五ノ井里奈さんのセクハラ被害以降、自衛隊内でのパワハラセクハラの発覚が度重なっています。

自衛官の仕事は人命にかかわることも多く、部下への指導や注意に厳しさもある程度必要だと思われます。特に昭和世代の上司や先輩方はそのように教育されてきたでしょうし、自衛隊内でそれが当然とされてきたことでしょう。ですが、Z世代と言われる若者は簡単に言えば「打たれやすい」とも言えます。家庭内でも厳しい言動や行動などで育てられることが少なく、昔のようにいわゆる叱咤激励は彼らを萎縮させてしまうことになります。

また上司や先輩は使う相手を罵倒するような言葉や厳しい態度は一昔前は当たり前のように行われており、それが部下への指導として妥当と考える人も多いようですが、それが部下の成長に効果的ではないことを認識しなければなりません。

「昔は皆そうやって厳しく教育されて立派になれた」などという昔の環境が問題であったことに気付くべきです。

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