馬乗りで同僚殴打、上司から5時間叱責 小田原市パワハラセクハラ、管理職による隠蔽が横行

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職場の人間関係トラブルニュース

神奈川県小田原市がパワーハラスメントを繰り返した職員の処分を3年以上放置した問題を巡り、市が2022、23年に実施した職員アンケートで、職場での暴力のほか手当や休暇が認められない嫌がらせなどのハラスメント被害が訴えられていたことが14日、分かった。

 相談窓口に訴えても調査もされず、被害者の声を“黙殺”する組織体質も指摘。回答には「ハラスメントがなかった職場はない。弱肉強食、弱い職員は辞めるか、療養休暇」と心の叫びがつづられている。

複数回答でパワハラが690件、セクハラが229件あったとし、「上司や同僚、相談窓口に相談したが解決していない」という回答も149件に上った。

馬乗りで同僚殴打、上司から5時間叱責… 小田原市パワハラ放置、職員アンケートで実態判明「弱肉強食」(カナロコ by 神奈川新聞) - Yahoo!ニュース
同僚から馬乗りで殴られ、上司に5時間叱責されることも─。神奈川県小田原市がパワーハラスメントを繰り返した職員の処分を3年以上放置した問題を巡り、市が2022、23年に実施した職員アンケートで、職場

この報道は神奈川県小田原市役所の男性副課長(52)が部下にパワーハラスメントを繰り返し、市は副課長を異動させたものの、処分を2年余り放置していた件のその後調査で明らかになった内容を報じています。建設部の副課長は2020年、複数の職員に「お前を絶対につぶす」「絶対に許さない」などの威圧的な言動や舌打ちを繰り返していたとのとです。

複数の職員が再調査を求め、うち1人が抑うつ状態となち1ヶ月の療養。副課長への懲戒処分は10分の1(二ヶ月)の減給。

今回の再調査では1,000件近くのパワハラセクハラの回答があり、市の職員内で上司部下に関わらず多数のハラスメントがあったことが伺えます。公務員が収入の安定した楽な仕事ではないということですね。

特にパワハラを続けていた上司は威圧的な言動や態度が悪いことだとは思っていなかったことでしょう。このような場合、パワハラ加害者が皆揃って口にする言葉が「励ますつもりだった」「分かりあえる仲だった」などです。

残念ながらそういったパワハラに類する言葉や態度で励ましや上司としての指導、教育になると本気で思っていたなら指導者として無能と言わざるを得ません。誰もが分かる通り、それで部下にやる気が出るはずがないことは明らかです。

また威圧的な言動でも相手は理解して対応してくれると考えていたとしたら、それこそ上司としての傲慢さ故でしょう。

今回の調査によって市職員内でのパワハラセクハラが明らかになり、加害者の処分や被害者の救済がなされることを願います。

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