2023年11月25日
記事抜粋
ある選手はスポニチ本紙の取材に、今夏のロッテ戦前のZOZOマリンのロッカールームで「倒立しろ」と命令されたことを明かし「身動きがとれない状態でズボンとパンツを取られて下半身を露出させられた。陰部に靴下をかぶせて笑いものにされて恥ずかしかったし、精神的な苦痛を受けた。同じ被害を受けた選手は別にもいる」と生々しく証言した。この場面を見たという複数の選手もいる。
また別の選手らによると指導の名目で「アホ」や「バカ」など罵声を浴びせ、食事などの誘いを断ったり電話に出ない際は「だからお前はダメなんだ」などの言葉で人格否定を繰り返す被害もあった。「罰金」と称して金銭の支払いを強要することもあり、このような内容を送ったLINEなどの記録も残されているという。またかつて在籍した選手からも、21年の春季キャンプ中に平手打ちされ、むち打ちの症状が出たと証言する声も出ている。
被害の申し出を受け球団も調査に乗り出す方針。森井社長は「大前提としてハラスメントということはどんなことがあっても許されない」とした上で「(被害の)声に対して誠実に対応しなければいけない。まずは本人(安楽)と話をして、派生する人にも話を聴かないといけない」と今後の見通しを語った。
この報道は非常に深刻で重要な問題を取り上げています。安楽智大投手によるパワーハラスメントが複数の選手によって訴えられているという事実は、スポーツ界においても社会全体においても許容できない行為です。
楽天球団が事実関係の調査を行う姿勢を示し、ヒアリングを行うことは、被害者の声に真摯に向き合う重要なステップです。ハラスメントは許されないという球団のスタンスも明確で、これによって今後同様の問題が防がれることが期待されます。
被害者の一部は、暴言や人格否定だけでなく、肉体的・精神的な苦痛を受けたと証言しています。これらの行為は法的にも問題視される可能性があり、調査の結果によっては適切な法的手続きや処分が求められるでしょう。
安楽智大投手に対するパワーハラスメントの疑いが真実であれば、その行為はスポーツの精神に反するものであり、厳正な対応が求められます。球団や関係者、スポーツ界全体が、選手たちが安心して競技に専念できる環境づくりに努めることが不可欠です。
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