「親の顔が見たい」など暴言、ホースの接合部分を性器で呼称 枚方東消防署39歳男性職員懲戒処分

職場の人間関係トラブルニュース

 部下職員に差別発言やセクハラ発言を日常的に繰り返したとして、大阪府枚方寝屋川消防組合は2日、枚方東消防署警備課長尾出張所の男性係長(39)を減給(10分の1)3カ月の懲戒処分にしたと発表した。同日付。

 組合によると、男性係長は2018年4月~23年9月、所属していた枚方東消防署と寝屋川消防署の部下職員男女6人に対し、「どんな親やねん。親の顔が見たい」などと暴言を繰り返したり、ホースの金具の接合部分を男性器、女性器の名称で呼んだりした。

https://mainichi.jp/articles/20240503/k00/00m/040/008000c

 自衛隊はもちろん消防署などの公務員の職場でもセクハラ、パワハラのニュースは毎日のように報じられています。

 今回の報道では39歳男性係長が複数の部下に対して暴言。その中で「親の顔が見たい」というものも。出来の悪い子供に対して親がどんな育て方をしたのかといった意味ですが、そもそも親の顔を見たところで何も分かるわけはないですが。昔は結構使われていたように思いますが、30代でも未だにそのような無意味な発言をする方がいるのには多少驚きです。

 またこの加害男性は職務で使用するホースの接合部分の器具について男性や女性の性器の名称で呼んでいたそうです。その名称を想像するのは難しくないですが、そういった名称を普段の職務で呼称していたなら特に女性職員は不快な思いをしたことでしょう。

 男性係長は暴言について、「心理的安全性が高い関係性が構築されていれば、さまざまなハラスメント発言も問題ないという誤った認識をしていた。」と釈明していますが、その部下との関係性が自身で何ら理解されていなかったようです。結果、ハラスメントと認識した部下が市役所に匿名投稿するなどして発覚しました。

 加害男性に対する処分は減給3ヶ月(10分の1)。この処分が甘いかどうかはともかく、今後この男性がパワハラセクハラについて理解し部下に対して適切な対応が出来るかどうかが重要です。

 最近ではハラスメント研修も多く行われており管理職や特に昭和世代でハラスメントが部下とのコミュニケーションとして問題と感じていない50代60代には会社側から率先して研修させるよう動くべきでしょう。また若い世代からそういった声を上げることも必要かと感じます。

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