函館市の55歳男性会社員、部下の20代女性にわいせつ行為で逮捕 「同意があったと思っていた」

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職場の人間関係トラブルニュース

 会社の部下だった女性に当時、わいせつな行為をしたとして7月16日、55歳の男が逮捕されました。

 不同意わいせつの疑いで逮捕されたのは、北海道函館市に住む会社員の男(55)です。

 男は2023年12月23日午後3時30分ごろ、函館市内の店の敷地内で20代の女性にわいせつな行為をした疑いがもたれています。

 警察によりますと、2人は当時会社の同じ部署で、2月に入り女性が警察に「上司からセクハラを受けている」と被害を相談。女性への聞き取りなどから容疑が固まり、男を逮捕しました。

 調べに男は「同意があったと思っていた」などと容疑を否認しています。

 当時2人は勤務中で、警察が動機など状況を詳しく調べています。

https://www.fnn.jp/articles/-/729678

「同意があったと思っていた」とはセクハラをした加害者がよく使う言葉です。ちょっとした性的な言動や接触に対して被害者があまり強く拒否を示さなかったり、拒絶したいのにあいまいな態度で対応している場合に加害者は「イヤじゃないみたい」「もしかしたら自分に気があるかも」などと勘違いして行為をエスカレートさせてしまいます。

被害者は会社では部下という立場であり、今後もその会社で勤続したいと思っている場合は上司にはあまり否定的な態度は出来ないものです。それに気付かずセクハラを続けていたり、部下は上司の言うことか聞くものだという昭和世代の考え方により行為をエスカレートさせてしまい、結局自ら身の破滅を招いてしまいます。

55歳の男性が20代の女性から「好意があるかも」と妄想するのは勝手ですが天文学的確率でありえないと思っていた方が身のためでしょう。

今回の報道では不同意わいせつの疑いとありますがどのような行為でしょう。同様の犯罪に「不同意性交」というのがあります。性交とは口や性器、肛門などに身体の一部を挿入するものです。したがって、今回の不同意わいせつとはキス、または胸や性器を触るもしくは触らせるといった行為が行われたかと考えます。

不同意わいせつ罪となれば法定刑は6ヶ月以上10年以下の懲役、かなり重い罪となります。被害女性が示談に応じてくれなめれば実刑となる可能性も高くなります。

関連条文 | 内閣府男女共同参画局
内閣府男女共同参画局のホームページです。薬物やアルコールなどを使用した性犯罪・性暴力について、被害事例や相談窓口等を紹介しています。

これらのことから、職場に気に入った異性がいたとしても相手の気持ちを確かめないまま性的な言動や接触は気軽な気持ちで行うべきではないと肝に命じておくべきです。

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