大王製紙子会社で3年にわたりセクハラ 男性上司が女性従業員の膝に乗る、脇腹や太ももを触る、無断で姿を撮影など

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職場の人間関係トラブルニュース

大王パッケージ愛知工場(豊橋市明海町)に勤務する女性従業員が24日、男性上司2人からのセクハラとパワハラ行為によって精神的苦痛を受けたとして、同社と2人に損害賠償を求めて名古屋地裁豊橋支部に提訴した。会見した女性と弁護人は「会社や上司の対応は極めて不誠実」と述べた。

 訴状によると、上司2人と社に計400万円の賠償を請求。女性は同じ部署の直属の上司に繰り返し脇腹や太ももを触られ、作業服の胸ポケットやズボンのチャックを閉められるなどした。また、女性の姿を無断で撮影し、膝の上に座る行為もあったとしている。

https://www.tonichi.net/news/index.php?id=106489

報道によるとこの愛知工場には従業員90名のうち女性従業員は被害女性1名とのことです。周りはすべて男性で女性は早いうちに相談出来る相手がいなかったため、被害が長期化してしまったようです。さらに女性は同社の労働組合を通じて加害上司と面談したものの反省の態度は見られず「あなたも悪い」との言動まであったようです。

また別の男性上司からのパワハラもあり、女性は名古屋地裁豊橋支部に提訴。賠償金額400万円を会社と2人の男性上司に請求しました。

この件では職場で女性が彼女しかいない中、男性上司のセクハラパワハラ行為を周囲が見聞きしていたとしても女性に対して理解してくれる人がいなかったことが問題です。男性からすれば上司が女性をからかっているくらいの認識しかなく、相手が上司であるがために救いの手を差し伸べるのをためらった場合もあるのではないでしょうか。

さらに男性上司は自分が悪いことをしたと思っていない点も問題です。職場で立場が上位の者は下の者は自分の言うことを聞いて当然とする考えがあることがあります。ですがそれは業務上必要な場合であってセクハラパワハラに該当するような行為であってはなりません。

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