同労組によると女性は数年前、直属の上司である男性部長から2人きりになった会議室内で抱きつかれ、頭をなでられた上、「評価するのは俺だからいいだろう」などと言われたという。2022年1月に発症、同5月に適応障害と診断された。発症後も給湯室で両肩をつかまれたり、5時間にわたる2人きりの打ち合わせの場で抱きつかれたりした。
被害を相談した同社の男性副社長や男性役員からも「セクハラ・パワハラは受ける立場でだいぶ変わる」「たった一つの問題に固執するよりも大した問題じゃねえよっていうぐらいに思わないと」などと女性を責めるセカンドハラスメントを受けたという。
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-1050022.html
日頃、セクハラなどをしてくる男性上司と5時間にも及ぶ二人きりでの打ち合わせなど恐怖しかありません
この報道では女性部下に対してパワハラの言動やセクハラをする男性上司が問題なのはもちろんの事、被害女性が相談した男性副社長や男性役員がまともに相談に対応せず女性の訴えをないがしろにした点が大きな問題と言えます
セクハラやパワハラがなくならない理由として加害側が地位や年齢、体格などで被害者より優位に立っている場合が多く、相手に対して自分がしたい事や言いたい事はある程度許されるだろうと考えていることにあります
ですので、パワハラやセクハラをした側が今より厳しい社会的制裁を受ける世の中になること、それが広く認知されるようにならなければハラスメントの根絶は難しいことです。しかし実際に起きたパワハラやセクハラの被害の相談を親身に受け入れてくれる環境がなければ、辛い日々を耐え続けるしかありません。「セクハラなど大した問題ではない」かのような対応で女性は酷く傷ついたことでしょう。
女性は個人でも加入出来る労働組合「総合サポートユニオン」を通じて被害の調査を要請したとの事です
今回のように上司によるパワハラセクハラは会社がそれを養護し、被害者の訴えは聞き届けられない場合はまだまだ多いようです
その場合は今回のように個人でも加入出来る組合などを利用して労働者として自身の人権を守る対策も必要となります
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