職場の人間関係のトラブルでは、注意する方もされる方もお互いあとあと遺恨が残ります
例えば誰かが仕事でミスをして、それを注意するとしましょう
その注意の仕方がくどくどと長く、さらには以前してしまったミスまで掘り返して責められるようなやり方だったら
ミスして注意された方はその場では反省の体を示しますが、心の中では相手の長く続く小言に嫌気がさして素直に話しを聞く気にななれません
注意する方は今回のミスを注意するだけのはずが、これまでのミスを思い返してさらに小言が長くなります
これではお互い気分を害するだけであって業務上の正しい指導や注意とは言えません
もしここで、注意する側が相手に言っているうちに今までの失敗までくどくどと相手を責めるような人ではなかったら
ミスをしてしまった側の人も何を言われても気を悪くしない心のおおらかな人だったら
お互いに気分を害することはなかったはずです
まあ、そう簡単にはいかないからどこの職場でも人間関係で問題が大きくなっていく訳ですけどね
でも、それぞれが少しでも心をおおらかに保つこと職場に平和が訪れると思いませんか
神のような清らかな心は持てませんが、ちょっとした工夫で嫌な気分になる前におおからな心でいられる方法を3つご紹介します
腹が立ったら1、2、3と10まで数えよ もっと腹が立ったら100まで数えよ
これは自分が子供の頃の書道教室に飾ってあった言葉です
今でもこれに救われることがあります
実際には数字を数える必要はなくて、誰かの言葉や態度でカッとなりそうな時はまず一呼吸おいて落ち着きなさいということです
もっと腹が立つことがあったら、さらにゆっくり落ち着く時間をもってから冷静になって対応しなさいということですね
ちなみにこの名言、日本か中国の偉人の方の言葉かと思ったら第3代アメリカ合衆国大統領、トーマス・ジェファーソンの言葉でした
「腹が立ったら、何か言ったり、したりする前に十まで数えよ。それでも怒りがおさまらなかったら百まで数えよ。それでもダメなら千まで数えよ。」
深呼吸を繰り返す
正しくは腹式呼吸をゆっくりと繰り返す
イライラしたり落ち着かない時には気付かないうちに呼吸が浅くなっているものです
そうなると十分に酸素を体内に取り込めなくなり、それは脳にも影響してよけいに心を乱す原因になります
おおらかな心とは精神が安定した状態ではくては無理なことです
精神を安定させるためには深い呼吸、特に吐く息を深く長く、腹式呼吸でへそのすぐ下あたりを体内に押し込むようにしながら吐き出します
そのあとへこませたお腹が戻るに合わせて息を吸います
吸うというより「元に戻す」感じです
体内の二酸化炭素をすべて吐き出し十分に酸素を取り込んでいきます
常にへその下あたりに意識を集中させながらです
身体に良いのはもちろん、慣れないとこういった呼吸をするのも簡単ではないので、嫌な出来事もその時には頭から薄らいでいきます
お気に入りの一曲を聞く
あなたには落ち込んでいる時に聞くと元気が出たりやる気にさせてくれる一曲はあるでしょうか
もしくはリラックス出来る曲や楽しい気持ちにさせてくれる曲
自分はこの曲
スキマスイッチのゴールデンタイムラバー
太陽も勝負運(ツキ)もなんも完全にこっち向いていないが
「やるしかないんだ!」言い聞かせるようにそうつぶやいた
状況は悪いが ただ逃げ出すんじゃ根性ないなぁ
展望はないが 度胸でクリアするしかないや
うまくいかない時でも少しずつ前に進めばなんとかなる・・・かもしれない
そんな気持ちにさせてくれる曲です
あなたもお気に入りの一曲をスマホに入れておいて、落ち込んだ時や嫌な気分になった時にいつでも聞けるようにしてみてはいかがですか?
おおらかな心を持ち続けるのは難しいが・・・
常に誰に対してもおおらかな心でいることは難しい事です
ですが、気分を害することがあっても上記3つのことを実践して、その時だけでも心を落ち着かせて冷静に対応する
それを繰り返すことで相手の言葉にカッとすることが少なくなり、精神的にも穏やかな時間がいままでより増えることと思います
それは自分自身の体調にも良い影響をもたらしますし周りの人から見ても安心出来る人として評価されていくことになります
あなたのようにおおらかな心の持ち主になるにはどうしたら良いかと頼ってくくる人も現れるかもしれませんね
コメント