京都府警本部長、部下の幹部職員に「殺すぞ」など不適切発言 ほぼ事実と認め謝罪

　京都府警の白井利明本部長（56）が業務中、部下の幹部職員に「殺すぞ」と発言した疑いがあることが、府警への取材で明らかになった。本部長は「部下への不適切な発言があり、申し訳ないです」と事実関係をおおむね認めるコメントを発表。府警はパワーハラスメントに当たる可能性があるとして、詳しい経緯を調べている。

　本部長の言動を問題視する訴えが府警内部から複数出ていたという。都道府県警トップによるパワハラの疑いが表面化するのは異例で、本部長は「調査を受けている立場でもあるので、詳細は差し控えます」ともコメントしている。

　府警によると、本部長は8月、京都市上京区にある府警本部の庁舎内で、部下の幹部職員から業務の進め方について説明を受けている際、「殺すぞ」などとののしったとされる。別の機会でも類似の不適切な発言があったとする情報も寄せられているという。

パワハラ疑いの京都府警本部長「不適切発言は事実、申し訳ない」（毎日新聞） - Yahoo!ニュース
京都府警の白井利明本部長（56）が業務中、部下の幹部職員に「殺すぞ」と発言した疑いがあることが、府警への取材で明らかになった。本部長は「部下への不適切な発言があり、申し訳ないです」と事実関係をおお
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　自衛隊や各自治体でのパワハラが取りざたされている昨今、未だに「殺すぞ」などと直接的で脅迫的な言動でパワハラを行う組織の上司がいることに驚かされます。

　このような言動があったのは今年の8月であり、特に公務員の職場ではパワハラに対する明確なマニュアルなどが存在するはずです。にも拘わらず「殺すぞ」といった酷い叱責をするのはこの56歳の府警本部長が過去に職場で当然のごとく横行していた部下への不適切な教育を再現しているのかもしれません。この京都府警本部長の生まれ持っての気質によるものかもしれませんが。

　こういったパワハラ言動は特に50代の上司に多いように見受けられます。昨今のハラスメントに関するニュースを見ていればそれが現在において許されるものではないことに気付くべきですが、自分がしているそれがパワハラに該当するとは考えないのでしょう。

　そのようなパワハラでしか部下を指導、教育出来ない上司は管理能力を疑わざるをえません。少しでもこのような上司が減り、部下の方々が理不尽な精神的苦痛を受けずに済む組織作りを望みます。